コスプレの基本

コスプレの魅力

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コスプレは、いまや一部の人だけが楽しむ趣味ではありません。誰でも気軽にアニメやゲームのキャラクターになりきることができ、そのレイヤー([コスプレイヤー]の略)人口は日本だけに留まらず、世界中で増えてきています。
コスプレイヤーを惹き付ける魅力、楽しさとは一体何なのでしょうか。

ハマる人続出!コスプレの魅力とは

自分らしいコスプレを楽しもう

キャラクターと同じ衣装を着ることで、非日常を味わえるのも楽しみのひとつです。

また、イベントに参加したり、こだわりの作品を作ったりと自身の興味の赴くままに突き詰めていけるところにも、コスプレならではの面白さがあります。

「好きなキャラがいる」、「注目を浴びたい」、「衣装を作るのが好き」、「誘われたから」など、きっかけはそれぞれですが、コスプレをはじめるにあたって大切なのは「キャラクターになりきって楽しむ心」です。

完成度の高いコスプレイヤーを見てしまうと、自分と比べたり、周りの目を気にしてしまったりしがちですが、そんなことに気を取られすぎてしまっては、せっかくのコスプレが台無しになってしまいます。

コスプレとは、自分が楽しむための行為なのですから、初心者であっても、まずは他人の評価を気にしないで、自由にやってみれば良いのです。

堂々とキャラになりきろう

キャラクターの決めポーズ

キャラクターの決めポーズ

姿形も重要ですが、コスプレにおいて最も大切なのは、キャラクターらしい動き、キメポーズ、表情など、生身の人間だからこそできる再現性を高めていくことにあります。

はじめは緊張しますが、恥ずかしがらず、堂々とした態度でキャラを演じれば、それが魅力を増すことに繋がるのです。

また、最初から高い完成度を目指す必要はありません。はじめのうちは好きなキャラクターになりきって、自分のできる範囲でのコスプレを楽しみます。

そのうちに、完成度を高めたり、人に見せることを目的にしたりして、楽しみ方の幅を徐々に広げ、真のコスプレイヤーを目指すのです。

自分の才能や魅力が開花

コスプレは、キャラクターと同じ衣装を身に着けることだけを指した言葉ではありません。少しずつ理想へと近づいていくことの喜びは、なにものにも代えがたい魅力です。

コスプレをすることによって、これまで気付かなかった才能や特技を見付けることができる人も多くいます。

初心者さん必見!コスプレを始めるためのQ&A

Q.アニメやゲームキャラ以外のコスプレもできますか。

A.
仏像のコスプレ

仏像のコスプレ

もちろんできます。「映画」、「ドラマ」、「小説」、「アイドル」、「歌手」、「バンド」、「芸能人」、「CMキャラクター」、「看護師」、「軍人」、「戦国武将」、「仏像」など、キャラクターであればコスプレのカテゴリに入ります。

ただし、実在する衣装(警察官、消防隊員、レスキュー隊、軍服)や、犯罪者のコスプレなど、トラブルが予測される衣装は避けるべきです。

また、メイドはコスプレですが、ゴスロリ、ロリータはファッションに分類されるので、その点だけ注意が必要になります。

Q.マイナーなキャラクターが周囲に受け入れられるか心配です。

A. せっかくコスプレしたのだから、同じ趣味の人達と交流して、盛り上がりたいと思うのも良いことです。

知名度の低いキャラクターのコスプレをすると、人気のキャラクターに比べて、イベント会場で少し寂しい思いをすることもあるかもしれませんが、ネタ系コスプレをするなど、見せ方次第ではレアキャラとして注目を集めるかもしれません。

同じ趣味の人と出会える可能性もあるので、悩むより挑戦してみることが大切です。

Q.背格好が違いすぎるキャラのコスプレはどうしたら良いですか。

A.
背格好が違うキャラのコスプレ

背格好が違うキャラのコスプレ

スタイルは変えられませんが、背が低い人は厚底靴を使ったり、セクシー系に挑戦するときはコルセットを着用したりなど、調整することができます。

背の高い人が低身長のキャラを演じる場合は、座ったり、ひざをついたりなど、ポーズを工夫すれば背格好を小さく見せることも可能です。明らかに見た目が違ったとしても、「好き」を全身で表すことが、魅力的に見せるコツになります。

その他にも男性が女性キャラを、また女性が男性キャラをすることもできますが、性別を超えるにはメイクにもテクニックが必要になるため、まずは同性キャラで慣れてから挑戦するのがおすすめです。

Q.ひとりで始めるのは心細いです。

A. コスプレに参入するきっかけとして、イベントやコミュニティサイト(コスプレイヤーズアーカイブ:コスプレイヤー向けSNS)などで仲間を見付けるのも手段のひとつ。

同じ作品や、同じジャンルのコスプレを一緒にやることを「合わせ」と言いますが、経験者と共に「合わせ」を行なうことで、テクニックだけではなく、コスプレのルールなど様々な知識も身に付きます。

周囲に仲間が見付からない、または他人に話しかけるのが得意でなくても、イベントに参加することは有意義です。同じ趣味を持つ者同士、コスプレがきっかけで他のレイヤーさん達と仲良くなれる可能性もあります。

Q.市販の衣装を着て参加しても良いですか。

A.
市販のコスプレ衣装

市販のコスプレ衣装

もちろん大丈夫です。裁縫が苦手なら市販の衣装を購入すれば、気軽に始められます。

なお、コスプレの質を上げたい場合は、「キャラクターの衣装を着ただけ」という状態にならないように「小道具」や「衣装」、「メイク」、「ポーズ」などにも、キャラクターらしさを加える努力が必要です。

例えば、戦国武将であれば衣装となる甲冑は市販品を使用して、刀剣軍配などは手作りしてみたり、またその武将らしさが最も現れる兜の前立て(兜の額に付けられる装飾)を造りこんでみたり、工夫次第でいくらでも立派なコスプレに仕上げることができます。

Q.いくらぐらいかかりますか?

A. コスプレは、こだわればこだわるほどお金がかかる趣味です。衣装や小道具など、身に着ける道具の平均予算は約2万円。

また、予算を考える際は、衣装、小道具、メイク、「ウィッグ」の他、イベントに参加する場合は「イベント参加料」、撮影をするなら自分やカメラマンの「スタジオ代」(カメラマンの費用はコスプレイヤーが負担)、「移動費」などもかかることを頭に入れておく必要があります。

おさえておきたいコスプレの手順

目的

はじめに、どんなコスプレがしたいか(目的)を考えます。

【A~Dのどれに近いですか】
 A.家でコスプレをして記念撮影をしたい
 B.ハロウィンなどの一般的なイベントを楽しみたい
 C.コスプレイベントに参加して多くの人と交流したい
 D.作品としてコスプレ写真を撮りたい

AやBについては、クオリティ自体はそこまで気になりません。購入した衣装や簡単なメイクだけでも成立します。

しかし、コスプレイヤーが集まる場では、それなりに見栄えが気になるところです。

コミケ(コミックマーケット)をはじめとして、初心者でも気軽に楽しめるイベントも多くあるので、不安のある方はそちらから参加してみることをおすすめします。なお、作品として写真を撮る場合、写真上で加工できる時代とは言え、細部にはこだわりたいところです。

コスプレしたいキャラを選ぶ

次に、どんなキャラクターのコスプレをするのか考えます。

【A・Bどちらを選びますか】
A.アニメ・マンガ・ゲームなどに登場する架空のキャラクター
B.制服やアイドルなど実在する職業を題材にしたもの

Aの人であれば、主に①~⑤のいずれかを選択できます。

ネタ系コスプレ

ネタ系コスプレ

  1. 正統派コスプレ
    (衣装とメイクでキャラクターを表現)
  2. ネタ系
    (コミカルなキャラクターと見せ方で勝負)
  3. ヒーロー系
    (特撮ヒーロー[ライダー]、[戦隊]、[アメコミ])
  4. ロボット系
    (ロボット風造形物を装着する[機ぐるみ])
  5. 着ぐるみ系
    (全身タイツやマスクなどを装着する[ドーラー])

Bの人であれば、選択肢は多数あります。
看護師、「客室乗務員」、「メイド」、「女性アイドル」、「医師」、軍人、「実在の人物」など。

選ぶキャラによって注目度が違う!?

カメラマンに囲まれるコスプレイヤー

カメラマンに囲まれるコスプレイヤー

女性コスプレイヤーは、イベント時にカメラマンに囲まれやすく、男装コスプレイヤーは、カメラマンよりもレイヤー同士で盛り上がっています。

声を掛けて自ら交流を楽しめる人は、どんなコスプレをしても問題ないですが、声を掛けてもらいたいタイプの人は、流行のジャンルで攻めてみたほうが良いかもしれません。

コスプレイヤー人口の多いジャンルだと、知り合いも増え、イベントがますます楽しくなります。

全体の予算と時間を把握する

どんなキャラクターのコスプレをするか決まったら、そのコスチュームの制作にかかる「予算」、衣装や小道具、「イベント参加費」、「交通費」などの計算が必要です。事前にざっくりとここまで出せるという予算を決めて動かないと、予算がどんどん膨らんでいきます。

準備には、それなりに時間がかかりますので、まずは目指すイベントの日にちから逆算して、早めに動くことが大事です。

衣装準備

どうやって衣装を調達するかを考えます。

オーダーメイド

コスプレ衣装の専門店やオークションで購入。フルオーダーなら自分の体形、イメージに合った衣装がてっとり早く手に入りますが、お金と時間がかかるのがデメリット。

また、資料を準備して、完成イメージをきちんと伝える(前・横・後ろの三面図を用意する)などのやりとりが必要です。

既製品+アレンジ

市販のコスプレ衣装をアレンジする

市販のコスプレ衣装をアレンジする

既製服をベースに改造を加え、オリジナル衣装を制作します。自作初心者は、既製のコスプレ衣装や普段着を部分的に改造してみましょう。

コスプレ衣装は、裁縫技術よりも工作的要素が強く、ミシンが使えなくても、手芸用ボンドで接着するだけで済んでしまうことも多いので、色々と試してみることが大事です。

手作り

最も思い通りの衣装にできるのは「手作り」です。しかし、デザインを決め、型紙を用意し、裁断、縫製へと続くこの作業は、まさに時間との戦い。

なかには、イベントに間に合わず、開始時間のギリギリまで手縫いしている人を見かけることもあります。自作する場合は、制作完成日を逆算してから日程や場所を決めて、ウィッグや小物を準備し、余裕を持ったスケジュールを立てるのが最善です。

イベント参加

コスプレイベントの場では、お祭りに来たときのような非日常感と高揚感を味わえます。

しかし、誰かが声を掛けてくれるのを待っていてはコスプレを楽しむことはできません。自分から声を掛けていかないと、何もないまま「ぼっち」状態で過ごすことになってしまいます。

コスプレ仲間は多いほうが、気軽に写真を撮ったり、一緒に行動できたりして、よりイベントを楽しむことが可能です。

また、事前にコスプレSNSに登録しておくことで、今後予定される様々なイベントや、コスプレイヤー同士の交流オフ会などの情報を調べやすくなる他、日記などを通して情報発信ができるようになります。

イベント時に持っていくコスプレアイテムリスト

コスプレアイテムリスト

コスプレアイテムリスト

・衣装 ・ウィッグ ・ヘアピン ・小道具、靴
・メイク道具 ・メイク落とし ・コスプレ名刺 ・鏡
・カメラ ・カラコン、カラコン用ケース、洗浄液

イベント用の名刺は、他のコスプレイヤーと交流するための必須アイテムです。なお、コスプレネーム(コスネーム、CN)は覚えやすく、呼びやすい響きの言葉を使用することも重要です。

作品作り

コスプレ衣装が準備できたら、公の場に出る前に、何度でも着用して確認します。

その際に、自撮りをして客観的に評価することも大事です。コスプレ元のキャラと照らし合わせて、衣装に間違いがないかの他、ポーズや表情にこだわるなど、良い出来栄えに仕上がるように改良します。

この繰り返しは、後悔しない作品作りに重要な作業です。

コスプレとは、とても時間がかかるものですが、あきらめずに追求し続ければ、コスプレイベントでは、きっと大きな充実感と高揚感が味わえます。

撮影はコスプレの醍醐味

コスプレイヤー名刺

コスプレイヤー名刺

コスプレの最大の醍醐味と言えば、ウィッグ、「カラコン」、衣装など、細部にまでこだわり抜いてきたコスプレを、許可を得た場所やレンタルスタジオで思いのままに撮影してフォトブックにまとめ、作品として残すことです。

ひとりで撮影することもできますが、自分で三脚を立てて撮るのは技術的に難しいため、SNSでカメラマンを募集するというのが現在のトレンドになっています。

イベントでは、自分のコス用名刺(コス写真、コスネーム、Twitter、メールアドレスを載せた名刺)を持っていて、それを交換することで縁を広げていくのです。

コスプレは、単なる仮装の思い出や、イベントに参加して終わりというものではありません。

写真をあとから見て、全体のバランスをチェックし、衣装を改良したり、ポーズを工夫したりすることで、コスプレイヤーとしての技術が上がっていくのです。こういった追求していく楽しさこそが、コスプレの魅力と言えます。

コスプレの魅力

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