名刀・歴史エピソード

名刀と日本人

著者:渡邉妙子の「名刀と日本人」をご紹介します。

名刀と日本人

名刀と日本人
内容紹介

歴史上に見る日本刀の役割

本書では歴史資料などをもとに、歴史のなかで日本刀が担ってきた役割やその存在感を紹介。古来、日本には日本刀を敬う文化があり、かつてはどの家にも日本刀があったとされています。また日本刀を誕生祝いや元服祝いに贈る習慣もありました。そこで、本書では、「祝い」や「伝わる」などをテーマにして日本刀を解説。第1章「祝う」の章では、贈り物としての日本刀の存在を取り上げています。

上杉家に代々伝わる「大かき正宗」(おおかきまさむね)の項では、徳川2代将軍・徳川秀忠から上杉定勝(うえすぎさだかつ)に元服祝いで贈られた名物を紹介。徳川将軍家と上杉家の関係性を読み解き、時が経ち江戸時代末期になっても御恩を忘れずに新政府と戦った上杉茂憲(うえすぎもちのり)の逸話を紹介しています。

第2章「守る」の章では、主や家、幕府、国を守った日本刀を解説。その中には、徳川家康が死に際に「西に鉾を向けて立てておくように」と言い残した「ソハヤノツルギ」にまつわる史実も記されており、日本刀の存在に託す徳川家康の想いが伺い知れます。

このように日本刀と歴史は切り離せない密接な関係があるのです。他にも「絆」、「節刀」、「褒美」などをテーマに、各章で読み応えがある逸話が紹介されています。

元祖刀剣女子による労作

本書の著者である「渡邉妙子」氏は、佐野美術館の館長であり、「日本刀の教科書」などの日本刀関連の著書も多数執筆。また、自ら力信流の「美和靖之」氏のもとで稽古を重ね、日本刀を扱う難しさを経験。さらに「元祖刀剣女子」と称されるように性別を問わず日本刀に親しめる環境を整えた方です。

本書は、労作とも言える充実した内容になっており、日本刀愛好家の方が読んでも、新しい気づきがあるでしょう。

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