戦国時代に活躍し、今なおその功績が伝えられる戦国武将たち。その勇姿を後世に伝えるため、現在でも日本各地で戦国武将にまつわる祭りが行なわれていることをご存知でしょうか。
戦国武将にまつわる祭りでは、甲冑を身に付け騎馬を披露したり、武将の扮装をして街中を歩いたりするなど、様々な形で行なわれています。まるで現代に戦国武将が蘇ったかのような興奮と迫力を味わうことができる祭りです。
こちらのページでは、福島県の「相馬野馬追」(そうまのまおい)や愛知県の「名古屋まつり」など、全国各地で開催される戦国武将にまつわる祭りをご紹介。詳しい解説をはじめ、戦国武将にまつわる祭りの動画を多数掲載しています。迫力の戦国武将祭りを、ぜひご覧下さい。

戦国武将祭り一覧

戦国武将ゆかりのお祭りのなかから、「相馬野馬追」、「鳥取三十二万石お城まつり」、「名古屋まつり」、「関ヶ原合戦祭り」の4つをピックアップ。お祭りの由来や概要とお祭りの動画をご覧下さい。

相馬野馬追

福島県相馬市と南相馬市で、毎年7月最終週の土・日・月曜日に開催される「相馬野馬追」(そうまのまおい)。

およそ500騎もの騎馬武者が集結する壮大なお祭りです。

その歴史は平安時代中期の「平将門」(たいらのまさかど)までさかのぼり、解き放った野生馬を敵兵に見立てて軍事訓練したことが始まりだと言われています。

1868年(明治元年)の「戊辰戦争」後に、一度は消滅の危機に陥りますが、「相馬太田神社」が中心となって再興を図り、1878年(明治11年)に復活。

1952年(昭和27年)には、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

相馬野馬追

1868年(明治元年)の「戊辰戦争」後に、一度は消滅の危機に陥りますが、「相馬太田神社」が中心となって再興を図り、1878年(明治11年)に復活。

1952年(昭和27年)には、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

開催地 開催月 関連する武将・合戦名
福島県相馬市 7月 平 将門(たいらの まさかど)

7月第4土曜日「宵祭り」

3日間にわたる「相馬野馬追」は、1日目の「出陣式」から始まります。

相馬中村神社」には相馬市の宇多郷(うだごう)勢、「相馬太田神社」には南相馬市原町区の中ノ郷(なかのごう)勢、「相馬小高神社」には南相馬市小高区の小高郷(おだかごう)・双葉郡の標葉郷(しねはごう)勢が、それぞれ武者装束を身にまとって参陣。出陣の儀式が厳かに執り行なわれます。

出陣式を終えた騎馬武者は列を成し、南相馬市原町にある「雲雀ヶ原祭場地」(ひばりがはらさいじょうち)へ向けて出陣。その道中、総大将率いる宇多郷勢は、南相馬市鹿島区にある「北郷陣屋」(きたごうじんや)で「総大将御迎の儀」(そうだいしょうおむかえのぎ)に臨み、北郷勢と合流します。

3軍が雲雀ヶ原祭場地へ集結すると、「宵乗り競馬」と呼ばれる古式競馬が行なわれるのです。

7月第4土曜日「宵祭り」
7月第4土曜日「宵祭り」

7月第4日曜日「本祭り」

2日目は、総勢500騎余が雲雀ヶ原祭場地へ向けて行軍する「お行列」で幕を開けます。

雲雀ヶ原祭場地では、白鉢巻に甲冑(鎧兜)姿の騎馬武者が「甲冑競馬」に参加。1周1kmの馬場を10頭で競い、10回開催されます。

続いて行なわれる「神旗争奪戦」(しんきそうだつせん)は、打ち上げられた花火から舞い降りる御神旗を、騎馬武者500騎余が奪い合う行事です。花火は合計20回。騎馬武者が先を争って御神旗に殺到する様子は、戦国時代の合戦図そのもの。御神旗を勝ち取った騎馬武者は、雲雀ヶ原祭場地を見下ろす本陣山の山頂へ駆け上がり、御礼と観客からの拍手を受け取るのです。

一連の行事を終えた各隊は、行列を作って各地へ帰還。これを「帰り馬」と言い、本祭りの締めくくりとなります。

7月第4日曜日「本祭り」
7月第4日曜日「本祭り」

7月第4月曜日「野馬懸」

3日目の「野馬懸」(のまかけ)は、相馬小高神社の境内へ追い込んだ裸馬(馬具を着けていない馬)から1頭を選び、奉納する神事です。

白装束に身を包んだ「御小人」(おこびと)と呼ばれる数十人の若者が、御神水によって御印を付けられた馬を素手で捕らえます。この馬を神馬として相馬小高神社へ奉納。相馬地区の平和と安寧(あんねい)、繁栄を祈願します。

野馬懸の神事は絵馬の起源とされ、「相馬野馬追」が国の重要無形民俗文化財に指定されるきっかけとなりました。

相馬野馬追の動画

国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」の動画をご覧頂けます。

「相馬野馬追」
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鳥取三十二万石お城まつり

「鳥取三十二万石お城まつり」は、江戸時代の参勤交代を再現した「時代行列」や、戦国時代さながらの「火縄銃鉄砲隊演武」を中心として、2日間にわたり様々なイベントで城下町が華やぐお祭りです。

2000年(平成12年)から鳥取城の復元を目標として開催され、収益金の一部が鳥取市に寄付されています。

鳥取三十二万石お城まつり

市街地を練り歩く「時代行列」

1日目は、最初に「出陣式」が行なわれ、ここで披露されるのが、鳥取の民俗芸能「麒麟獅子舞」(きりんじしまい)や「奴踊り」(やっこおどり)です。

続く「時代行列」では、見事な踊りを見せた奴衆を先頭に、武士や姫、腰元(こしもと)姿の参加者が、「下にー、下に」の掛け声に合わせるようにゆっくりと市街地を練り歩きます。時代行列の主役は、因幡鳥取藩初代藩主「池田光仲」(いけだみつなか)と正室「茶々姫」(因幡姫)。

道中、行列は鳥取駅に立ち寄り、ここでも奴踊りが行なわれ、観客へはお菓子がふるまわれます。

市街地を練り歩く「時代行列」
市街地を練り歩く「時代行列」

「火縄銃鉄砲隊演武」の迫力は圧巻

2日目の目玉イベントは、「備州岡山城鉄砲隊」による「火縄銃鉄砲隊演武」です。

岡山城と鳥取城は、江戸時代に城主が入れ替わるように国替えされるなど、深いかかわりあることから、「鳥取三十二万石お城まつり」での演武が実現。毎年、馬上筒、軍用筒、三十匁(さんじゅうもんめ)や五十匁など大筒による変化に富んだ演武で好評を博しています。

また、久松公園では、地元鳥取の食材を活かしたグルメが楽しめる「まんぷく戦村」や特設ステージでのイベント、甲冑(鎧兜)体験をはじめ、様々な体験ができるブースが人気です。

「火縄銃鉄砲隊演武」の迫力は圧巻
「火縄銃鉄砲隊演武」の迫力は圧巻

地元鳥取の人々に愛され続ける「鳥取城」

鳥取城は、築城以来およそ270年間、段階的に整備されてきました。そのため、時代ごとに変化する城郭造りの特徴を備えており、「城の博物館」と呼ばれています。

そんな鳥取城も、戦国時代には「豊臣秀吉」と軍師「黒田官兵衛」(くろだかんべえ)による兵糧攻めの舞台となったのです。鳥取城での籠城戦は4ヵ月に及び、餓死する者も続出しました。これが、今も語り継がれる「鳥取城の渇え殺し」です。

当時の鳥取城主「吉川経家」(きっかわつねいえ)は、籠城している城兵や農民の命を助けることを条件に降伏。その後、自害した吉川経家を、豊臣秀吉は惜しんだと伝えられています。

吉川経家が命を懸けて守った鳥取城は、「関ヶ原の戦い」ののち城主となった池田氏によって近世城郭へと改修され、城下町も整備されます。「池田光政」(いけだみつまさ)の時代には、32万5,000石を領する大名の居城にふさわしい規模へと拡大されました。

しかし、明治時代になると、建物のほとんどは解体され、現在石垣を残すのみとなっています。
鳥取城の復元を目指す「鳥取三十二万石お城まつり」は、城を愛する人々の想いが込められたお祭りなのです。

鳥取三十二万石
お城まつりの動画

鳥取池田三大祭のひとつ、「鳥取三十二万石お城まつり」の動画をご覧頂けます。

「鳥取三十二万石お城まつり」
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名古屋まつり

尾張名古屋と言えば、戦国時代を代表する三英傑織田信長」、「豊臣秀吉」、「徳川家康」を生み出した土地。その名古屋では、毎年10月の2日間、「名古屋まつり」が盛大に開催されます。

お祭りの中心となる「郷土英傑行列」をはじめ、多彩なパレードを見ることができ、名古屋の街は大盛り上がりに。

メインの会場は、「名古屋城」、名古屋の中心部を南北に貫く「久屋大通公園」、名古屋一の繁華街・栄にある「オアシス21」。そして2019年(令和元年)からは、新しい商業施設や学術施設が集まる「ささしまライブ」も会場に加わりました。

名古屋まつり

メインの会場は、「名古屋城」、名古屋の中心部を南北に貫く「久屋大通公園」、名古屋一の繁華街・栄にある「オアシス21」。そして2019年(令和元年)からは、新しい商業施設や学術施設が集まる「ささしまライブ」も会場に加わりました。

「郷土英傑行列」で観る三英傑の勇姿

陣笠・陣羽織姿の「少年鼓笛隊」や、揃いの浴衣を身にまとった「シャチばやし隊」が先陣を切ったのち、「郷土英傑行列」がスタートとなります。

時代の先駆者でもあった織田信長が、馬に乗って一番に登場。続いて、名古屋中村で生まれ、天下統一を果たした豊臣秀吉。行列を締めくくるのは、天下に太平をもたらした徳川家康です。三英傑が従える一行は、約600人という大行列。その勇壮な華やかさには終始圧倒されるばかりです。

行列の道中では、三英傑の軍勢が火縄銃や竹やりを使い、戦国時代の戦を再現。臨場感あふれる演技を見ることができます。

「郷土英傑行列」で観る三英傑の勇姿
「郷土英傑行列」で観る三英傑の勇姿

見どころ満載の「まつり行列」

「名古屋まつり」に登場するパレードは、「郷土英傑行列」だけではありません。

「山車揃」(だしぞろえ)では、名古屋市指定文化財である貴重な山車9輛(りょう)が並び、からくり演技などを披露。

獅子頭を納めた神楽屋形(かぐらやかた)の行列「神楽揃」(かぐらぞろえ)は、地元各地区の8台が参加。これらの神楽屋形も名古屋市の指定文化財です。

さらに、元気な掛け声が愛らしい「子ども会みこしパレード」や、国際色豊かな「姉妹友好都市親善パレード」、名古屋駅のシンボルとも言える人形の「ナナちゃん隊」も登場。美しい生花で飾られた「フラワーカーパレード」は、総勢300人以上が参加する盛大なパレードです。

また、スポーツ界や文化的な分野において活躍した方々もパレードに参加。観客からの注目を浴びています。

観客200万人を集める一大イベント

パレードの他にも、各会場ではステージイベントや、伝統芸能の上演、防災啓発のイベントなどが催され、名古屋の文化・スポーツ・芸能を間近に体感できる機会として好評です。

「名古屋まつり」の2日間を通して、訪れる観客は200万人前後と言われ、この大規模なお祭りは、秋の名古屋を彩る風物詩となっています。

観客200万人を集める一大イベント
観客200万人を集める一大イベント
名古屋まつりの動画

名古屋市全体が盛り上がる一大祭り「名古屋まつり」の動画をご覧頂けます。

「名古屋まつり」
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関ヶ原合戦祭り

「関ヶ原合戦祭り」は、毎年10月の2日間にわたって開催される関ヶ原町最大のイベント。全国から多くの戦国武将ファンや関ヶ原ファンが集まり、歴史好きが交流する場としても高い人気を誇っています。

お祭りのメインとなる「関ヶ原合戦絵巻」では、一般参加者が甲冑(鎧兜)に身を包み、現代によみがえらせた「関ヶ原の戦い」を体験できるのも魅力です。

関ヶ原合戦祭り

天下を分けた「関ヶ原の戦い」

1600年(慶長5年)9月15日、のちに「天下分け目の戦い」と称される「関ヶ原の戦い」が勃発。「豊臣秀吉」亡きあと、天下の実権を握った「徳川家康」率いる東軍と、「石田三成」(いしだみつなり)を中心とする反徳川勢力の西軍が対峙した合戦です。

東軍、西軍それぞれに諸大名を味方に付け、東軍は約9万、西軍は約8万の軍勢が集結。東軍「福島正則」(ふくしままさのり)の部隊と、西軍「宇喜多秀家」(うきたひでいえ)の部隊が衝突し、戦いの火蓋が切られました。両軍入り乱れ、一進一退の攻防が続きましたが、「小早川秀秋」(こばやかわひであき)が東軍へ寝返ったのをきっかけに、西軍を裏切り東軍へ鞍替えする者が続出。西軍は総崩れとなり、勝敗が決します。

合戦後、徳川家康による西軍方大名への処罰は厳しく、石田三成らは処刑され、「豊臣秀頼」は摂津・河内・和泉(いずれも現在の大阪府)60万石の一大名へ転落。徳川氏の覇権が確立しました。

天下を分けた「関ヶ原の戦い」
天下を分けた「関ヶ原の戦い」

関ヶ原の戦いを忠実に再現「関ヶ原合戦絵巻」

歴史に名高い「関ヶ原の戦い」を再現した、お祭りのメインイベントが「関ヶ原合戦絵巻」です。

全国から集まった甲冑(鎧兜)姿の武者およそ120人が、東軍・西軍に分かれ出陣式を行なったのち、決戦の舞台となる「陣場野会場」まで行軍。大将である徳川家康と石田三成は馬に乗って采配を振るうのです。

陣場野会場に到着した武者達は、オリジナルの脚本と演出をもとに「関ヶ原の戦い」を繰り広げます。その様子は大迫力の一言です。お祭りに備えて殺陣(たて)などの練習も万全。観客の期待をはずすことはありません。

関ヶ原に響く轟音「鉄砲隊演武」

「笹尾山会場」では、本物の火縄銃を用いた「鉄砲隊演武」が披露されます。使用されるのは、もちろん空砲ですが、火薬を詰めた火縄銃が放つ轟音は辺りの空気を揺るがすほど。鉄砲隊の勇ましい姿に、観客からは歓声が上がり、大きな拍手が送られます。

「関ヶ原合戦絵巻」や「鉄砲隊演武」といった大掛かりなイベントの他にも、注目イベントは目白押し。「戦国グッズマーケット」、「のろしパフォーマンス」、「関ヶ原戦国ライブ」など、観客は2日間をたっぷりと楽しむことができます。

関ヶ原に響く轟音「鉄砲隊演武」
関ヶ原に響く轟音「鉄砲隊演武」
関ヶ原合戦祭りの動画

歴史ファンの集う一大祭り「関ヶ原合戦祭り」の動画をご覧頂けます。

「関ヶ原合戦祭り」
施設情報サイトのご紹介

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刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「戦国武将のお祭り」です。
戦国武将の活躍や迫力ある姿を現代まで語り継いできた、戦国武将にまつわる祭りについてご紹介。詳しい解説はもちろん、動画で戦国武将祭りの様子を詳しくご覧頂けます。
バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑、浮世絵や書画の基礎知識をはじめ、刀剣の歴史や雑学、刀剣にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工達の紹介など盛りだくさん。刀剣に関する各種アプリゲーム、刀剣川柳、四文字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や甲冑、浮世絵や書画に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみ頂けます。

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