• 未鑑定
  • 古墳時代

じょうことう

上古刀(両刃造り)

上古刀(両刃造り)

長野県千曲市に存在する「埴科古墳群」の内のひとつ「森将軍塚古墳」より出土した本剣は、古墳時代に作刀されたとされる両で両側に刃が付けられた両刃造り直刀です。

上古刀である本剣には経年による腐蝕があり、見えにくくなっていますが、鉄質が良く大板目肌に流れ肌の交じった地鉄や、地景が入り地沸がよく付いているなど、美しい刃文を確認することもできます。

地鉄の文様は刀剣の作刀に用いられている砂鉄と折り返し鍛錬によって現れるもの。このことから、本剣が作刀された古墳時代には日本刀特有の作刀工程である折り返し鍛錬が、高度な技術をもって行われていたことが分かります。

刃文が出来上がる工程となる「焼き入れ」は、刀剣の耐久力を高めることから重要な役割を持った工程です。焼き入れの技術が乏しいと刀が曲がりやすいことから、長大な刀の作刀は困難ですが、本剣は刃長が95.5cmもあることから、焼き入れの技術がある程度発達した時期に作刀された剣であると考えられます。

本剣が出土した森将軍塚古墳は、全長が約100mもある大きな前方後円墳です。この規模から、森将軍塚古墳は科野の国(しなののくに:信濃国[現在の長野県]に改称される以前の地名)を治めていた大王の墳墓であると考えられています。

一説では、初代科野国造である「武五百建命」(たけいおたけのみこと)を埋葬した墳墓であるとされ、4世紀中頃に築造されました。森将軍塚古墳には、本刀のほかにも高い身分を表わす鏡や玉も出土しており、剣と合わせて3点が揃って発見された貴重な古墳であるとされています。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「上古刀(両刃造り)」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
未鑑定
時代 時代
古墳時代
(上古刀)
刀剣種別 刀剣種別
刀工 刀工
-
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(-)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド
〔 東建コーポレーション 〕
寄託
長さ 長さ
(cm)
95.5
反り 反り
(cm)
-

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