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やり めい ほうきのかみふじわらのぶたか

槍 銘 伯耆守藤原信髙

槍 銘 伯耆守藤原信髙

の作者である初代「伯耆守信髙」は1563年(永禄6年)、美濃国(みののくに:現在の岐阜県南部)で生まれ、1591年(天正19年)には、関白「豊臣秀次」(とよとみひでつぐ)の取り成しにより、「伯耆守」を受領。天正年間(1573~1592年)末期から慶長年間(1596~1615年)初期の間に、尾張国清洲(おわりのくに・きよす:現在の愛知県清須市)に移住したと伝えられています。

本槍の造込み(つくりこみ)は、古刀期にあたる戦国時代のそれであり、信髙が活躍した江戸時代初期の新刀期の物とは異なっているのです。

その最大の特徴は、穂(ほ:槍の刃にあたる部分)と(つか)が接する部位である「螻蛄首」(けらくび)にあります。螻蛄首は、古刀期にあたる戦国時代の槍であれば長くなり、新刀期の槍であれば短く作られていますが、新刀期に分類される信髙の作でありながら、本槍は長くなっているのです。

また、信髙をはじめとする尾張刀工は槍を多く作っていますが、穂の長さが76cmもある本槍のように長大な作品は、ほとんど見られません。まさに戦を繰り返していた勇猛な武士が所持するのにふさわしい出来映えであり、戦国時代における槍の作風を狙って作刀したことが窺えます。

本槍は、鍛肌はよく練れた柾目(まさめ)に大肌が交じり、地沸(じにえ)が付いており、平三角造の形状です。刃文は、直刃にわずかに尖刃(とがりば)、小互の目(ぐのめ)が交じり、(よう)が入っています。

さらには、ところどころほつれて喰違刃が交じって小が付き、上半に飛焼が見られるのです。これほどの大身槍でありながら、破綻している点がまったくなく、信髙の技量の高さが存分に発揮された1振だと言えます。

名家・著名人の日本刀 名家・著名人の日本刀
名家・著名人と「槍 銘 伯耆守藤原信髙」の関係についてご紹介します。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要刀剣
時代 時代
江戸時代
(新刀)
刀剣種別 刀剣種別
刀工 刀工
伯耆守信髙
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
-
(尾張国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
長さ 長さ
(cm)
76
反り 反り
(cm)
0

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「槍 銘 伯耆守藤原信髙」は江戸時代に制作された刀剣・日本刀です。武器としてだけではなく、美術品としても人気の高い刀剣・日本刀。表示された詳細情報を通じて詳しくなったあとは、実際に観てみるのも良いかもしれません。
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