「兼常」は、通称を「武藤又次郎」と言い、古刀時代から続く関鍛冶の名家です。寛永年間(1624~1645年)の新刀時代の初代から幕末まで銘「兼常」を使った刀工が十数人います。当初、関町に住んでいましたが、11代兼常、「武藤助右衛門」のころに、上有地(こうずち:現在の岐阜県美濃市上有地町)に転住しました。
初代兼常の特徴は、身幅の広い、重ねの厚い姿に、沸(にえ)本位の大互の目(ぐのめ)乱とのこと。
本刀は、どの兼常にあたるのか、詳細は明らかではありません。
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