• 未鑑定
  • 鎌倉時代

しまづまさむね

島津正宗

島津正宗

刀剣は、鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて、相模国(現在の神奈川県)で活躍した名工「正宗」の手による刀剣。正宗は、最も有名な刀工のひとりで、五箇伝のひとつ「相州伝」を完成させたとされる名工です。元々は、薩摩国(現在の鹿児島県)の島津家が所蔵していたため、「島津正宗」という号が付いたと言われていますが、号の由来についての詳細は分かっていません。

享保名物帳」によると、本刀剣は、紀州徳川家から徳川将軍家に献上されており、その5年後には、5代将軍「徳川綱吉」が、江戸の加賀藩邸へ御成の際に、金沢藩主の「前田綱紀」(まえだつなのり)へ下賜したとあります。

1723年(享保8年)、前田綱紀が本阿弥家に島津正宗を鑑定に出し、300枚の折紙が付けられました。その後、江戸幕府8代将軍の「徳川吉宗」(とくがわよしむね)へと献上されています。

1919年(大正8年)に発行された「刀剣名物帳」によると、1862年(文久2年)、「孝明天皇」(こうめいてんのう)の妹にあたる「和宮親子内親王」(かずのみやないしんのう)が、14代将軍「徳川家茂」(とくがわいえもち)の元へ降嫁した際に、徳川家茂は、島津正宗と金千両を添えて、孝明天皇へと献上。しかし、そのあとに起こった政局の混乱の中で、島津正宗は長い間行方不明となりました。

1969年(昭和44年)、大坂で蕎麦屋を営んでいた「奥田米佛門」(おくだべふもん)が、近衛家から島津正宗を譲り受け、「京都国立博物館」へ寄贈。2013年(平成25年)に鑑定調査を行なったところ、江戸時代に作成された「継平押形」(つぐひらおしがた)に記載の刃文と一致し、約150年ぶりに島津正宗として、本刀剣が確認されました。

本刀剣は2尺2寸7分(約68.7cm)の長さがありますが、磨上げられており、に切られたはありません。本刀剣の、大板目肌地沸(じにえ)が良く付いた地鉄(じがね)と、先端に向かって大きく乱れた刃文は、正宗の特徴を良く表しています。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
未鑑定
時代 時代
鎌倉時代
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
無銘
刀工 刀工
正宗
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
相州伝(相模国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
紀州徳川家 →
前田家 →
徳川将軍家 →
天皇家
展示場所 展示場所
京都国立博物館
長さ 長さ
(cm)
68.7
反り 反り
(cm)
-

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