陣笠

明治時代 初期

もんきんすじぎんうらしゅくようもんきんまきえじんがさ 紋金筋銀裏朱九曜紋金蒔絵陣笠

紋金筋銀裏朱九曜紋金蒔絵陣笠
陣笠は、明治時代初期頃、判官(はんかん:現代の裁判官に相当)待遇を受けていた役人が用いていた物。具体的には、熊本藩(くまもとはん:現在の熊本県熊本市)「細川家」(ほそかわけ)の家臣が、刑部省(ぎょうぶしょう:裁判、及び刑罰の執行などを行なう省庁)、もしくは監察機関であった弾正台(だんじょうだい)へ奉職(ほうしょく:公務に就くこと)する際に着用していたと考えられている物です。
表面は木地に黒漆塗で裏地が朱塗、そして縁には金塗が施されています。正面に「金蒔絵」(きんまきえ:漆で描かれた文様に、金粉を蒔き付ける加飾技法)で入れられているのは、太陽など9つの天体を紋章化した「九曜紋」(くようもん)です。
「頂辺/天辺」(てへん:陣笠の頂上)にある座金物の「八幡座」(はちまんざ)からは、 先端が剣形になった紋金筋銀が塗られ、鉢の側面には、鋲(びょう)を用いて「煉革」(ねりかわ:低品質のゼラチンである膠[にかわ]を溶いた水に浸けたり、火であぶったりして打ち固めた革)が張られています。ほとんど使用されておらず、極めて良い保存状態です。

紋金筋銀裏朱九曜紋金蒔絵陣笠の写真

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詳細情報

種 別 陣笠 推定制作時代 明治時代 初期
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

日本刀(刀剣)に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「陣笠・兜写真:紋金筋銀裏朱九曜紋金蒔絵陣笠」の詳細ページです。
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