鞍(くら)

江戸時代

きんなしじほうおうもんきんまきえらでんうみありくら 金梨子地鳳凰文金蒔絵螺鈿海有鞍

金梨子地鳳凰文金蒔絵螺鈿海有鞍

には、左右の「滝口」(たきぐち:乗り手が腰を下ろす「居木」[いぎ]と、足をかける「」[あぶみ]の「鉸具頭」[かこがしら]とをつなぐ革「力革」(ちからがわ:補強のために付けた革)を通すために居木に開けられた穴[力革通しの穴]に沿って居木の裏側に掘り込まれた溝)に墨書の銘があります。

すなわち、左側には「寛□□四年正月吉日」、右側と切組には「家則(花押)」。この銘から本鞍が制作されたのは、1637年(寛永14年)の正月であると推定できるのです。

「前輪」(まえわ)と「後輪」(しずわ)の内側、及び居木の表面には「金銀梨子地」(きんぎんなしじ:器物の表面に漆を塗り、金銀の梨子地粉を蒔いて、その上に透明な漆を塗って粉が露出しない程度に表面をとぐ蒔絵手法。その様が梨の表面に似ていることに由来)が施されています。全体的に出来ばえがよく、保存状態も良好です。

金梨子地鳳凰文金蒔絵螺鈿海有鞍の写真

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詳細情報

推定制作時代 江戸時代 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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