書跡

安土桃山時代

うえすぎかげかつ しょじょう 上杉景勝 書状

上杉景勝 書状

本状は、越後国(現在の新潟県)出身の大名で、のちに米沢藩(現在の山形県)初代藩主を務めた「上杉景勝」(うえすぎかげかつ)が、「本庄越前守」(ほんじょうえちぜんのかみ)宛てに発給した書状です。本庄越前守は、「上杉家」の重臣「本庄繁長」(ほんじょうしげなが)を指すと推測されています。

上杉景勝は、越後国蒲原郡(現在の新潟県新発田市)を領し、最も頭を悩ませていた「新発田重家」(しばたしげいえ)を何としてでも討伐したい、そのためには柴田重家の背後に位置する「本庄城」(現在の新潟県村上市、「村上城」の前身に当たる)の城主であった本庄繁長に、武功を挙げてほしいことを伝えるため本状を発給したのです。

新発田重家は、もともと上杉景勝の養父「上杉謙信」(うえすぎけんしん)に仕えており、その没後、1578年(天正6年)に勃発した「御館の乱」(おたてのらん)で、上杉景勝方に属した戦国武将。しかし1581年(天正9年)、新発田重家は上杉景勝に謀反を起こし新潟津沖之口を奪取するなど、上杉景勝軍を何度か撃退していたのです。

こうしたことから、本状は1581~1587年(天正9~15年)の約6年に亘って繰り広げられた上杉景勝と新発田重家による抗争の戦況について窺える、非常に貴重な史料であると言えます。

上杉景勝 書状

上杉景勝 書状の写真

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詳細情報

鑑定区分 - 推定制作時代 安土桃山時代
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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