掛け軸

江戸時代 後期

たちばななおとし たけだにじゅうよんしょうがふく 橘尚利 武田二十四将画幅

橘尚利 武田二十四将画幅

掛け軸は、江戸時代の後期に描かれた画幅(がふく)で、甲斐国(現在の山梨県)の戦国大名武田信玄」に仕えていた高名な武将たちが描かれています。江戸時代、武田信玄には、仏教の守護神である「不動明王」のイメージがありました。

本掛け軸の天辺真中に座した武田信玄も、法師武者の姿で前を睨みつけ、右の牙は上へ、左の牙は下へ口から出すという、不動明王特有の形相をしています。

本掛け軸の名称は「武田二十四将画幅」と言いますが、本掛け軸には武田信玄を含めて22名の武将しか描かれていません。他にも「武田二十四将」と呼ばれる画幅はありますが、本掛け軸と同様に、描かれる武将が12将・14将・22将である物もあります。

戦国大名とその配下を描いた肖像画には、軍議をしている様子などがあり、本掛け軸もそのひとつ。周りの武将たちは、甲冑(鎧兜)を纏った武田信玄を囲むように、それぞれが、太刀の他に、軍軍配軍扇、法螺貝など、合戦で扱われる道具を手に持って控えています。

特に、軍扇・太鼓・陣笠は、合戦の必需品。「三品」(さんぴん)と言われ、現在では、端午の節句に五月人形と共に、子供の健やかな成長を願うために飾られます。

本掛け軸の作者「橘尚利」(たちばななおとし)は、生没年不詳ですが、江戸時代後期に活動をした絵師。橘尚利は、この武田二十四将画幅の他に、京都の「裏千家」が所蔵している、茶の湯を題材にした大和絵を描いていることで有名です。

橘尚利 武田二十四将画幅

橘尚利 武田二十四将画幅の写真

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詳細情報

鑑定区分 - 推定制作時代 江戸時代 後期
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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