刀箱

江戸時代 中期

むらくもきんなしじきんぎんきりがねわかず まきえばこ 叢雲金梨子地金銀切金和歌図 蒔絵箱

叢雲金梨子地金銀切金和歌図 蒔絵箱

丹後宮津(現在の京都府北東部)の本庄松平家に伝来した、太刀「来国俊」(らいくにとし)には、蒔絵箱が付随しています。

本庄松平家は、5代将軍「徳川綱吉」の生母「桂昌院」(けいしょういん:お玉の方)の実弟「本庄宗資」(ほんじょうむねすけ)を祖とする家系です。甥である徳川綱吉と桂昌院の庇護を受け、本庄宗資は旗本へと立身。以後、本庄松平家は加増を繰り返され、大名としての地位を高めていきます。

本蒔絵箱は、雲が集まり、たなびくような「叢雲」(むらくも)を、「金梨子地」(きんなしじ)で表現。「金梨子地」とは、日本独自の「漆工芸」(うるしこうげい)の装飾法である「蒔絵技法」の一種で、金粉を蒔き、乾燥後に透明な漆を塗って、その後、金粉が見えるように研いだ表面のこと。梨の皮に似ていることから名付けられました。この金梨子地に、金箔と銀箔を用いた「切金細工」(きりかねざいく)で文字を作り、「伊勢物語」の和歌を施しています。

本蒔絵箱は、大名家にふさわしい格式と、豪華にして雅な一面を感じさせてくれる逸品です。

叢雲金梨子地金銀切金和歌図
蒔絵箱の写真

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詳細情報

鑑定区分 - 推定制作時代 江戸時代 中期
代表的な
所蔵・伝来
本庄松平家 → 刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

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