鹽竈神社 鹽竈神社
鹽竈神社_拝殿
宮城県塩竈市にある「鹽竈神社」(しおがまじんじゃ)の正式名称は、「志波彦神社(しはひこじんじゃ)・鹽竈神社」。同じ境内に2つの神社が鎮座していることに由来しています。志波彦神社は、平安時代の「延喜式神名帳」(えんぎしきじんみょうちょう)に記載がある「式内社」。他方、全国の鹽竈神社の総本社である鹽竈神社については、式内社ではありませんが、古来、東北鎮護(災いなどを鎮めて東北の治安を守る神)として、また陸奥国一之宮(陸奥国で最も格式の高い神社)として、朝廷から民衆に至るまで広く信仰されてきました。武家社会移行後には奥州藤原氏、陸奥国留守職(鎌倉幕府の陸奥国統治機構のひとつ)・伊沢氏、江戸時代には初代藩主の「伊達政宗」(だてまさむね)以降、代々仙台藩主を務めた伊達氏の崇敬を集めたのです。
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鹽竈神社の歴史

宮城県塩竈市にある「鹽竈神社」の歴史について、ご紹介します。

鹽竈神社博物館のあゆみ

神社境内にある「鹽竈神社博物館」は、1965年(昭和40年)11月1日に開館。翌1966年(昭和41年)には、宮城県にある博物館では最初の登録博物館(博物館法第2条第1項)として博物館登録原簿に登録されました。設置目的は、鹽竈神社に関する歴史的資料などの収集・保存と共に、これらを展示・公開することで広く社会に歴史を伝えること。建坪324㎡、鉄筋コンクリート2階建ての建物では、神社が所有する約5,000点の宝物・資料が収蔵・展示されています。

博物館1階には、武具、絵画、工芸品、古文書など神社に関する資料などが展示され、その代表的な物として挙げられるのは、国指定重要文化財の「太刀:銘 来国光」(たち:めいらいくにみつ)、及び同「太刀:銘 雲生」(たち:めいうんしょう)です。博物館では、この2振に加えて、江戸時代に藩主・伊達氏によって奉納された太刀35振(いずれも宮城県指定重要文化財)も収蔵。2階では、鹽竈神社の主祭神「塩土老翁神」(しおつちおじのかみ)由縁の製塩業や漁業に関係する資料を展示。また、年始に開催される新春特別展では、郷土・東北にまつわる日本刀(刀剣)にスポットを当てた展示が行なわれています。

鹽竈神社と日本刀

武家社会移行後、武家からも広く崇敬を集めた鹽竈神社には、数多くの日本刀(刀剣)が奉納されました。神社所有の刀剣類の特徴として挙げられるのは、幕藩体制期の藩お抱え刀工作品が、まとまった形で現存し、制作年代や、奉納時期が明らかであること。これは、歴代仙台藩主が治世の節目において、鹽竈神社への太刀の奉納が慣例とされてきたことが大きく関係しています。これらの奉納された日本刀(刀剣)は、神社のみならず東北地方にとっても貴重な文化財であると言えるのです。

神社所有の日本刀(刀剣)のうち、代表的な物は太刀:銘 来国光、太刀:銘 雲生の2振で、いずれも国指定の重要文化財に指定されています。太刀:銘 来国光は、第4代仙台藩主「伊達綱村」(だてつなむら)によって奉納されました。作者の「来国光」(らいくにみつ)は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活動していた刀工。「来派」(らいは)を代表する刀工だった「来国俊」(らいくにとし)の子だとされている国光も、3振が国宝に指定されており、名工であると言えるのです。

太刀:銘 雲生の作者である初代「雲生」(うんしょう)は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて備前国宇甘(うかん)で、一派が雲の字を冠した名前で活動していた刀工群「雲類」(うんるい)の祖と言われている刀工で、「後醍醐天皇」の命で作刀をした記録が残っているほどの名工。その作風は、「備前伝」(びぜんでん)と「山城伝」(やましろでん)の特徴が混在している点において、同じく備前を拠点としていた「長船派」(おさふねは)や、「一文字派」(いちもんじは)とは異なっています。

鹽竈神社写真一覧

 をクリックすると、拡大してご覧頂けます。

  • 鹽竈神社_拝殿
    鹽竈神社の左右宮拝殿です。
  • 鹽竈神社_鈴
    鹽竈神社では、参拝者が増える年末年始に…
  • 鹽竈神社_拝殿の中
    鹽竈神社別宮の拝殿です。
  • 鹽竈神社_文化財指定看板
    鹽竈神社は重要文化財に指定されています…
  • 鹽竈神社_境内
    鹽竈神社の境内です。
  • 鹽竈神社_御神木杉
    鹽竈神社の御神木杉は、塩竈市指定の天然…
  • 鹽竈神社_舞殿
    舞殿では、舞や神楽が奉納されます。
  • 鹽竈神社_絵馬奉納所
    鹽竈神社の絵馬奉納所です。
  • 鹽竈神社_桜門2
    鹽竈神社の桜門です。
  • 鹽竈神社_桜門1
    鹽竈神社の桜門は、色鮮やかです。
  • 鹽竈神社_東神門
    鹽竈神社の東神門です。
  • 鹽竈神社_手水舎
    鹽竈神社の手水舎です。
  • 鹽竈神社_鳥居から階段
    鹽竈神社の鳥居から続く木々に囲まれた石…
  • 鹽竈神社_石段
    鹽竈神社の表参道にある石段は、202段…
  • 鹽竈神社_社号標
    鹽竈神社の社号標です。
  • 鹽竈神社_鳥居
    神馬舎・神龍社の前にある石鳥居です。
  • 鹽竈神社_神馬舎_神龍社
    鹽竈神社の神馬舎と神龍社です。
  • 鹽竈神社_鋳銭釜
    仙台藩が使用していた鋳銭釜です。上中下…
  • 鹽竈神社_イラスト看板
    鹽竈神社のイラスト看板です。鹽竈神社周…
  • 鹽竈神社_ハト
    鹽竈神社の境内は鳩が多く、鳩豆も売って…
  • 鹽竈神社の左右宮拝殿です。
  • 鹽竈神社では、参拝者が増える年末年始に拝殿の鈴が…
  • 鹽竈神社別宮の拝殿です。
  • 鹽竈神社は重要文化財に指定されています。
  • 鹽竈神社の境内です。
  • 鹽竈神社の御神木杉は、塩竈市指定の天然記念物に登…
  • 舞殿では、舞や神楽が奉納されます。
  • 鹽竈神社の絵馬奉納所です。
  • 鹽竈神社の桜門です。
  • 鹽竈神社の桜門は、色鮮やかです。
  • 鹽竈神社の東神門です。
  • 鹽竈神社の手水舎です。
  • 鹽竈神社の鳥居から続く木々に囲まれた石段は、参拝…
  • 鹽竈神社の表参道にある石段は、202段あります。
  • 鹽竈神社の社号標です。
  • 神馬舎・神龍社の前にある石鳥居です。
  • 鹽竈神社の神馬舎と神龍社です。
  • 仙台藩が使用していた鋳銭釜です。上中下の3段が揃…
  • 鹽竈神社のイラスト看板です。鹽竈神社周辺のお店や…
  • 鹽竈神社の境内は鳩が多く、鳩豆も売っています。
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鹽竈神社の紹介動画

鹽竈神社

鹽竈神社の
主な収蔵作品

鹽竈神社の収蔵作品をご紹介します。
※展示内容は時期によって異なります。

太刀 銘 来国光(糸巻太刀拵共)

※この写真は鹽竈神社様からご提供頂いております。

  • 鑑定区分
    重要文化財
  • 時代
    鎌倉時代末期
  • 制作国
    山城国
  • 刀工
    来国光

鹽竈神社施設情報

鹽竈神社の施設情報です。「この施設の詳細を見る」ボタンからより詳しい投稿情報をご確認頂けます。

所在地 〒985-8510
宮城県塩竈市一森山1-1
電話番号 022-367-1611
交通アクセス JR仙石線「本塩釜駅」下車 徒歩11分

交通アクセス情報を見る

拝観時間 [宝物館]
年中無休/ただし展示替え等の都合により休館する場合があります。
4月1日~9月末日:午前8時30分~午後5時
12月1日~1月末日:午前8時30分~午後4時
10月・11月・2月・3月:午前8時30分~午後4時30分
拝観料 [博物館] ( )内は団体利用料金
一般・大学生 200円 (20名以上 170円 50名以上 150円)
中学・高校生 150円 (20名以上 120円 50名以上 100円)
小学生 80円 (20名以上 60円 50名以上 50円 100名以上 40円)

※特別展の入館料は別に定めます。
※無料対象:塩竈市内の小・中学生(土・日・祝祭日の平常展のみ)。
障害のある方及び付き添いの方1名。
5月18日「国際博物館の日」はすべての御利用の方を無料とします。
駐車場 有り
公式サイト http://www.shiogamajinja.jp/

「鹽竈神社」
施設情報サイトの
ご紹介

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鹽竈神社の地図

鹽竈神社
鹽竈神社
施設所在地
鹽竈神社

日本刀(刀剣)・甲冑(鎧兜)に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」では、「全国の刀剣が奉納されている神社・仏閣」の一覧や動画をご覧頂くことができます。
こちらのページでは、宮城県塩竈市にある「鹽竈神社」についてご紹介しています。
ここでは、神社・仏閣の施設名、所在地、アクセスなどの基本情報をご覧頂くことができます。そしてさらに、その神社・仏閣の歴史や写真、動画など様々な施設情報もご紹介。写真や動画で観る刀剣も素敵ですが、実際に観る刀剣のその美しさや魅力は、写真や動画の物とは格段に違うことでしょう。
実際に足を運ぶ際には、ぜひ「刀剣ワールド」をご活用、ご参考になさって下さい。そして実物をご覧になって刀剣の魅力を再確認してみて下さいね。

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