天下三名槍の「蜻蛉切」写しが完成

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アーカイブ ※この記事は2020年9月15日に発行されたものです。

刀剣ワールド財団(愛知県名古屋市)では天下三名槍写し制作プロジェクトを進めているが、この度、その一つである「蜻蛉切」の写しが完成した。本歌は猛将・本多忠勝桑名藩初代藩主)が使用した名槍である。

槍は最古の武器の一つで、刺突だけでなく兜の上から打撃を与えることもでき、戦いの際には旗竿としての用途もあって、現在も優勝旗などにその風習が見られる。

戦国時代からは武士の表道具の代表格となり、江戸時代には大名行列編成の際、将軍家のみ五本を掲げ、御三家は四本、三万石以下の大名は一本という制約があったもの。槍は刀以上に、武家の格式を表す大事な道具だったのである。

鍛造したのは山形県指定無形文化財保持者の上林恒平刀匠。

同財団のブログ記事「蜻蛉切写しが完成間近!」をある刀剣女子がSNSでつぶやいたところ、五千人以上の反応があったという。
 
御手杵」「日本号」も年内の完成予定で制作が進められており、名古屋刀剣博物館・名古屋刀剣ワールドの開館時には天下三名槍の写し全てが展示される。なお、サイトでは九月に公開される予定。

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