新作刀・研磨コンクール上位入賞作も初展示

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アーカイブ ※この記事は2020年1月15日に発行されたものです。

小春日和の続く十一月一~三日、美術の伝道である東京・新橋の東京美術倶楽部において、全国刀剣商業協同組合は第32回「大刀剣市」を開催しました。

第一回からご後援を頂いている産経新聞ならびにフジサンケイ ビジネスアイの両社には心より感謝申し上げます。会期の三日間で延べ二六六七名のお客様にご来場いただきました。誠にありがとうございます。

さて例年のことながら、大刀剣市を開催するまでにはさまざまな準備をしなければなりません。六月に大刀剣市実行委員会を立ち上げると、後援等の依頼、カタログ掲載品の写真撮影、広告宣伝の原案作りと折衝、会場の設計、特別展の企画、カタログ制作の各作業、愛宕警察署への事務手続き等々、担当の理事と実行委員が五ヵ月にわたって手弁当で職務に当たりました。

八月の事前説明会には大半の出店者が出席し、注意事項を厳守していただきました。おかげさまで何の事故もなく終えることができました。

今回初めての試みとして、公益財団法人日本美術刀剣保存協会主催「現代刀職展」と、公益財団法人日本刀文化振興協会主催「日本刀の匠たち」両コンクールの上位入賞作品を四階特設ブースにて同時に展示させていただきました。新作刀の迫力や研磨技術の醍醐味はご来場の皆さまに強くアピールしたのではないかと考えます。

同じ四階では全日本刀匠会による恒例の銘切り実演や小品展示が行なわれ、人気を博していました。

今回の「我が家のお宝鑑定」は会場造作を充実させて臨みましたが、やはり多くの名品や珍品をお持ちいただき、その鑑定結果に皆さんは一喜一憂されていました。

当組合では、産経新聞社が提唱して設立された先天性心臓病などに苦しみながら経済的事情を抱える子供や家族を支援する「明美ちゃん募金」に賛同し、第一回の大刀剣市から浄財を募ってきました。今年も会場に募金箱を設置してご来場者や出店者に呼びかけを行ないました。頂きました浄財は募金に寄託させていただきました。

大刀剣市では組合員の皆さまの共同事業ですので、各々が実行委員になったつもりで参画していただき、一層の充実を図り、世界に誇れる大刀剣市になっていかなければならないと思います。次回の第33回大刀剣市は同じ日程の十一月一~三日を予定しています。本年同様、よろしくお願いします。

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