玉鋼を刀匠が鍛えた32万円のパター

アーカイブ

アーカイブ ※この記事は2019年11月15日に発行されたものです。

十五世紀にたたら製鉄を開始し、約四百年にわたり操業、現在も屈指の山林地主である田部家が経営する株式会社田部(島根県雲南市吉田町)は、昨年約百年ぶりにたたら製鉄を再開、これを契機に、島根県奥出雲の重要な資源である「たたら」を起点とした地域づくり「たたらの里づくりプロジェクト」を推進して、話題となっている。

同プロジェクトは、①環境、②名品、③食品、④観光・文化の四つのプロダクション事業で構成され、産官学連携でたたら製鉄の文化発信に取り組んでいる。

田部の本拠地である吉田町には奥出雲前綿屋鐡泉堂がオープン、旗艦店として、復活操業で得た鉧から作った包丁やゴルフパターなど十二種類の商品を販売している。

ちなみに、パターは地元の小林俊司刀匠が折り返し鍛錬した玉鋼をフェイスインサート。ヘッド部分は最高級ステンレスSU316Lのインゴット削り出し、ハンドミルで鱗模様を一つ一つ刻み込んだ一品である。

ピン型とマレット型の二タイプがあり、カラーはシルバー、ゴールド、ブラックの三色。定価は三十二万四千円。

前へ

記事一覧へ

次へ

注目ワード

注目ワード