「復興プロジェクト」で百七十一人から四百万円以上の支援

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アーカイブ ※この記事は2019年5月15日に発行されたものです。

京都府八幡市の小さな神社に、昨年秋から突然、時に百人を超える行列ができるようになった。名刀ゆかりの場所と紹介したツイッターがきっかけで、全国から刀剣女子が続々と訪れているという。

京阪電鉄八幡市駅から南へ約五百メートルの相槌神社がそれ。岩清水八幡宮がある男山の麓にある。社伝によると、平安時代の安綱が境内の井戸「山ノ井」の水を使い、「髭切」と「膝丸」を鍛えたとされる。

宮司の高月聖子さんは、先々代の宮司に請われて十年ほど前から社務を手伝ってきた。昨年二月に宮司になったが、本殿や社務所は老朽化が進んでいた。そこで、知人らに声をかけてボランティアのスタッフによる「復興プロジェクト」を立ち上げた。

神社の由来を紹介するホームページをつくるなどしていると、六月ごろからポツリポツリと参拝者が訪れ始めた。後にスタッフとなる参拝者の女性が、ツイッターで「名刀『髭切』『膝丸』をお造りになった場所なのだそうです」とつぶやいた。月二回の月次祭で御朱印がもらえることも紹介した。すると、翌九月一日の月次祭に百人以上が訪れた。しかも、大半が女性。「刀剣乱舞」に登場するキャラクターにゆかりのある場所として、相槌神社が取り上げられるようになり、刀剣女子たちの「聖地巡礼」の対象になったのだ。

今年のはじめ、献灯台を新しくするためにクラウドファンディングを始めると、五時間で目標額の七十四万円が集まった。井戸の改修費などを追加して、目標を二百六十万円に増額したところ、最終的に百七十一人から四百万円以上の支援が寄せられたという。高月さんは「神職の仕事は神様と人をつないで助けることだと考えているが、今は大変多くの人に支えられて、とても感謝している。本殿や社務所を少しでも早く新しくできたら」と話している。

相槌神社=〒614-8091 京都府八幡市八幡平谷10
http://aitsuchi-jinja.or.jp/

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