ふるさと納税はアイデア競争

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アーカイブ ※この記事は2018年3月15日に発行されたものです。

ふるさと納税の税収アップを狙って各自治体がユニークな返礼品を用意する中、三重県桑名市が特産品などのモノだけではなく体験型のコトを用意し、話題を呼んでいる。

その一つ「刀剣の取り扱い体験」は、同市に一万円以上のふるさと納税(寄付)をした人が選べ、市博物館の学芸員の指導で、手入れや鑑賞の仕方を学ぶというもの。三月十一日の午前と午後の二回、計六人限定で参加できることとし、二月十六日午前十時に受け付けを始めたところ、ツイッターなどで話題になったこともあって、午後〇時半ごろに「完売」となった。市では第二弾も検討するという。

返礼品に体験型を加えるきっかけとなったのは、昨年十~十二月に開催した地域の魅力を発信するイベント「桑名本物力博覧会」だった。六十件以上あったイベントの中でも刀剣の取り扱い体験は非常に好評だったことから、ふるさと納税と組み合わせれば、観光客の呼び込みにも使えると見込んだ。

体験型としてはほかに、重要文化財六華苑でプロのカメラマンによる思い出撮影(八万円以上)や、明治・大正期の文化に浸る「ハイカラさんの衣装を着て六華苑散策&Roccaでランチ」(三万円以上)も用意した。いずれも通年企画。市では「ふるさと納税を機に、多くの人に桑名に足を運んでほしい」と期待している。

総務省の要請を受けて、お得感のある資産性の高い返礼品は除外される傾向の中、これからのふるさと納税はアイデア競争になりそうだ。

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