刀剣にまつわる物語は、史実として残されているだけでなく、神話や説話としても伝承されてきました。なかには妖怪を退治したと伝わる刀剣や、歴史上の人物にまつわる伝説に登場する刀剣もあります。 「神話・説話に登場する伝説の刀剣」では、古事記・日本書紀をはじめとする書物や神話に出てくる刀剣、平安時代の説話・伝承、古記録にかかわる刀剣などを一覧でご紹介。気になる刀剣をクリックすると、各刀剣の詳細な解説がご覧頂けます。 「神話の世界に登場する日本刀について知識を深めたい」、「説話・伝説のなかでの刀剣の活躍を知りたい」という方は、ご活用下さい。

古事記、日本書紀ほか

日本では古来より、自国を「神の国」や「神国」と表現することがありました。これは「天皇は神である」「天皇が治める国は、神の国である」と言う思想に基づくもので、その由来となるのが「日本神話」と呼ばれる古代史です。現在では、当時の宗教観や倫理観、編纂時の思惑が反映された空想の物語とされていますが、第二次世界大戦が終結するころまで、日本神話の世界はすべて史実とされていました。
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日本列島の創世から神武天皇(じんむてんのう)の即位までの時代が描かれている「日本神話」。「古事記」、「日本書紀」に記される日本神話のなかに、繰り返し登場する剣が「十拳剣」(とつかのつるぎ)です。「十握剣」、「十掬剣」、「十束剣」などと表記されることもあり、話によってその持ち主も変わる霊剣。一体どのような物なのでしょうか。
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世界に天地が生まれることで始まる「日本神話」。これらは「古事記」の上巻、「日本書紀」の1~2巻に記された神々の物語と神武天皇(じんむてんのう)の即位までの物語です。神話の冒頭、日本列島と神々の誕生にまつわるストーリーの中で登場する神剣「天之尾羽張」(あめのおはばり)についてご紹介します。
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「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)は、日本で最も有名な剣と言っても過言ではありません。別名「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)とも言います。日本神話に登場する伝説の神剣であり、正当な皇位の証として古代より歴代天皇に継承されている「三種の神器」のひとつです。「古事記」と「日本書紀」ではその三種の神器である「八咫鏡」(やたのかがみ)、「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)、そして草薙剣の三種の宝物、それぞれの起源が記されています。八咫鏡と八尺瓊勾玉は「アマテラスオオミカミ」(天照大御神)が天岩戸に隠れてしまう物語に登場し、草薙剣はアマテラスオオミカミの弟である「タケハヤスサノオノミコト」(建速須佐之男命)が「八岐大蛇」(ヤマタノオロチ)を退治する物語に登場します。
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「日本神話」のなかで、現在の天皇制につながる重要な話として「国譲り」(くにゆずり)があります。天皇家の祖とされる「アマテラスオオミカミ」(天照大神)が、その子である「アメノオシホミミノミコト」(天忍穂耳命)に、葦原中国(あしはらのなかつくに)を治めさせるまでにはいくつものストーリーがあり、「神度剣」(かむどのつるぎ)はその過程で登場します。
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日本の古代神話には、様々な神剣が登場します。なかでも特に重要な物に「神代三剣」(かみよさんけん)と呼ばれる3種の剣があります。三種の神器のひとつにも数えられる「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)、「タケハヤスサノオノミコト」(建速須佐之男命)の大蛇退治で使われた「十拳剣」(とつかのつるぎ)、そして「布都御魂」(ふつのみたま)。いずれも「古事記」や「日本書紀」に神々が使ったとされる伝説が記され、長い歴史を経て現在まで受け継がれている物です。
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説話、伝承、古記録(平安前期)

皇室では生前退位や天皇崩御の際に、三種の神器の「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)と「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)の2つを継承する「剣璽等承継の儀」(けんじとうしょうけいのぎ)が行なわれるなど、天皇が相伝(そうでん:代々受け継いで伝えること)するものがあります。天皇の即位以外にも、皇太子(皇位継承権第一位の者)に相伝する宝刀があり、それが今回紹介する「壺切剣」(つぼきりのつるぎ)です。
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紀元前から続く天皇家ですが、明治以降に天皇の退位禁止が皇室典範によって規定されるなか、2019年(平成31年)に譲位と言う形で新天皇が即位することになりました。皇位継承(こういけいしょう)にあたっては、代々伝統に則った様々な儀式が行なわれていますが、時代をさかのぼると少しずつ形を変えており、現在は残っていない様式もあります。そのひとつが宝器(ほうき:大切な宝)である「大刀契」(だいとけい)の継承です。かつては天皇の証とされていたと言う、宮中に伝わった宝器についてご紹介します。
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日本の長い歴史のなかで皇室と深いかかわりを持つ刀剣は少なくありません。現存する物、失われてしまった物、年月を経て行方が分からなくなっている物、それぞれが数奇な運命を辿って、様々な逸話や伝説とともに今の世に語り継がれています。例えば、皇位継承とともに受け継がれる「三種の神器」のうちのひとつ「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)は、特に有名で一般的にもよく知られています。一方でその「三種の神器」に次ぐ宝器として、かつて皇室に継承されていた「大刀契」(だいとけい)については、あまり広くは知られていません。その大刀契のうち「日月護身之剣」(じつげつごしんのけん)と呼ばれる霊剣についてご紹介します。
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名刀にはときに不思議な物語がありますが、「狐と共に打った」と言う話からその名前がついたのが「小狐丸」(こぎつねまる)です。平安時代に実在したと言う刀工「宗近」(むねちか)は、一体どのような経緯でこの刀を打つことになったのでしょうか。小狐丸と、その他の名刀についても紹介します。
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名刀には様々な謂れがあるものですが、その持ち主も同じ。「母子丸」(ぼこまる)の持ち主であった「平維茂」(たいらのこれもち)は、文献や能楽などでその武勇を存分に語られる人物です。その物語の数々と、母子丸にまつわる説話をご紹介します。
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名の知れた刀には、語り継がれる物語があります。それは、その刀が生まれた話や刀が活躍した話、刀を巡る神々や人の物語、言い伝えなど多様なものです。1振の刀の背景にあるものが、その刀の価値を高め、人を惹き付ける魅力になっています。刀を知ることで、その時代の出来事や人物、あるいは文学や思想を知ることもあるでしょう。それは、刀がただの道具ではなく、何かしら意味があるものだからです。 「西行物語」に記されている鳥羽院より下賜された朝日丸(あさひまる)と、その持ち主である、歌人の西行(さいぎょう)についてご紹介します。
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古くから鬼や魔物、妖怪の類を退治する英雄譚は、様々な伝承として日本各地で存在。ひとつの物語が場所や時代の変化によって少しずつ形を変えて、幾通りもの物語へと派生することも多々あります。そういった数ある伝説のひとつに登場するのが、今回ご紹介する「血吸」という刀。中世において人々に恐れられた日本三大妖怪の1匹に数えられる大妖怪「酒呑童子」(しゅてんどうじ)。退治した物語を伝える絵巻は多く残されていて、そこから能や歌舞伎の演目になるなど、長きにわたり語り継がれています。
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鬼退治の物語は、子どもに読み聞かせる定番の昔話のひとつ。すでに室町時代には鬼退治の話が存在しましたが、そのうちのひとつが「酒呑童子」(しゅてんどうじ)です。今回は、物語に登場する、酒呑童子退治に佩刀した刀である「岩切」(いわきり)と、その持ち主「藤原保昌」(ふじわらのやすまさ)について紹介します。
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古から語り継がれる刀には、史実とされる歴史から、長い時間の中で人々によって伝承されてきた伝説まで、数々の物語があります。特に名刀や神刀、宝刀などと呼ばれる刀には、様々な伝説があるものです。例えば平安時代の公卿(くぎょう:国政を担う職位)にして武官だった坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が所有し、戦で使用したとされる「騒早」(そはや)と言う刀。ソハヤノツルギ、側速、素早丸などとも呼ばれ、各地に様々な伝説を残す名将・坂上田村麻呂とともに、今に語り継がれる刀です。現在では、ソハヤと称される刀は日本各地に複数伝わっていて、様々な説が語られています。その謂れ多き刀の歴史と伝説をご紹介します。
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歴史上、名前が何度も変わった面白い刀剣があります。それが「髭切」(ひげきり)です。名前の数だけストーリーがあり、持ち主も平安時代から鎌倉時代に活躍した有名な源氏一族であることから、どこか華々しさを感じる刀剣でもあります。
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膝丸(ひざまる)

膝丸(ひざまる)

近日公開
小烏(こがらす)

小烏(こがらす)

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説話、伝承、古記録(平安後期)

貴族社会から武家社会への過渡期となった平安時代後期に起こる、「保元の乱」(ほうげんのらん)や「壇ノ浦の戦い」(だんのうらのたたかい)など、源氏や平氏、朝廷を巻き込む大きな合戦は、様々な物語の題材になっています。それが「平家物語」(へいけものがたり)や「平治物語」(へいじものがたり)、「保元物語」(ほうげんものがたり)です。今回紹介する「鵜丸」(うまる)と言う刀剣は保元物語に登場します。
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平安時代後期、武士が台頭するようになったことで刀剣の需要が高まり、刀工の技も磨かれて優れた名刀が数多く生み出されました。そして武士の政権が確立された鎌倉時代に入ると、「刀剣の黄金期」と言われるようになります。 今回紹介するのは、その黄金期よりも少し前、まだ源氏と平氏が激しく争っていた時代の刀剣。持ち主は源義朝(みなもとのよしとも)の嫡子であり、源頼朝(みなもとのよりとも)の異母兄である源義平(みなもとのよしひら)。またの名を悪源太義平(あくげんたよしひら)とも呼ばれていた勇壮な武将ですが、彼が所持していた名刀が「石切丸」(いしきりまる)という刀剣でした。「石切」や「石切の太刀」、「石切の刀」とも呼ばれる名刀です。源義平の活躍と石切丸について、平安時代の歴史を紐解きながら紹介していきます。
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後世に名を残している勇壮(ゆうそう:勇ましいこと)な武将には、国を変えるような大きな戦いだけではなく、赴いた地で逸話を残す者もいます。今回紹介する刀剣、「祖師野丸」(そしのまる)の持ち主・源義平(みなもとのよしひら)もそのひとりです。源平が争った平安時代後期、その戦乱の中で生きた、源義平と愛刀・祖師野丸について紐解いていきましょう。
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歴史上の名だたる武将と名刀とは、切っても切れない縁があります。平安時代末期から鎌倉時代にかけての中世日本において、数多くの武将が生まれ、数々の戦が起こり、武将らは刀剣を手に各地で激しい合戦を繰り広げました。朝廷や貴族による中央集権政治が崩れ、武士に覇権が移行していくなかで、二大勢力であった源氏と平氏。平清盛(たいらのきよもり)が平氏の当主を務めるようになり、平氏が源氏を破り隆盛を極めるものの、やがて源頼朝(みなもとのよりとも)率いる源氏によって滅ぼされ、日本は本格的な武家政権の時代へと突入。そんな源平の争乱の時代、数奇な運命を辿った「泉水」(せんすい)という刀剣にまつわる話をご紹介します。
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獅子王(ししおう)

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骨食(こつしょく)

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