瑕欠点(きずけってん)

駆け出しかけだし

「駆け出し」(かけだし)とは、刃文(はもん)の足が刃先に抜けているもののこと。研ぎ減りなどが原因の欠点の一種。

「駆け出し」の詳しい解説

「駆け出し」(かけだし)とは、刃文の輪郭線である匂口の一部が刃先に接近し、匂口(においぐち:刃文の境界線)と刃先の間隔が非常に狭くなる、場合によっては、ほぼなくなっている状態を指す言葉。

頂点と裾野の高低差が大きく、急峻となるような乱れ刃(みだれば)を強調した作風のでは、制作当初から匂口と刃先の間隔は狭くなりやすく、これに研ぎの回数が多くなり、結果として刀身が細くなると、このような状態になる。

作風的に典型的な例として室町時代村正を挙げることができ、特徴として見られるが、多くの場合は、研ぎ減りの結果生じる(きず)・欠点として扱われる。

「瑕欠点」の
関連用語

地鉄が弛んでいる(じがねがたるんでいる)

地鉄が弛んでいる(じがねがたるんでいる)

「地鉄が弛んでいる」(じがねがたるんでいる)とは、地鉄(じがね)に欠点がある場合の指摘の仕方のひとつ。

逆に「緩みがない」と言う場合は、欠点がなく素晴らしいことを指す。

総体に潤みごころを呈し(そうたいにうるみごころをていし)

総体に潤みごころを呈し(そうたいにうるみごころをていし)

「総体に潤みごころを呈し」(そうたいにうるみごころをていし)とは、全体的に匂口(においぐち)が軽くうるむ感じの様。

だいぶ研ぎ減っている可能性が高い。

江戸時代以降の日本刀にとっては、明らかな欠点である。

刃が眠い(はがねむい)

刃が眠い(はがねむい)

「刃が眠い」(はがねむい)とは、刃文(はもん)がはっきりせず、薄暗く観えること。

ただし、眠い刃文は切れ味が良いと言われ、美濃物などに多く観られる。

刃切れ(はぎれ)

刃切れ(はぎれ)

「刃切れ」(はぎれ)とは、刃先(はさき)に、表裏を水平に貫通した亀裂が入っていること。

美術刀剣の価値は事実上なくなる致命的な傷と言える。

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