岩国城 岩国城
岩国城
山口県岩国市にある「岩国城」は、「毛利元就」(もうりもとなり)の孫にあたる「吉川広家」(きっかわひろいえ)によって築城されました。
現在の天守は、築城当時の建物を描いたものと思われる断面図をもとにして、1962年(昭和37年)に復元された「復興天守」(存在したことは史実として確認できているが、史料が少なく、位置や規模などを推測して再建した天守)。岩国城から望む5連アーチの「錦帯橋」(きんたいきょう)は、「日本三名橋」に数えられる岩国市屈指の名勝です。この錦帯橋との眺望を考慮し、現在の天守は、もともとあった場所よりも約50m南に位置しています。
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岩国城の歴史

山口県岩国市にある「岩国城」の歴史について、ご紹介します。

岩国城のあゆみ

徳川家康

徳川家康

岩国城を築城した吉川広家は、1600年(慶長5年)に起こった「関ヶ原の戦い」において、毛利家の家臣として西軍に属してはいましたが、毛利家存続の取り計らいを請うために「徳川家康」と内通した武将です。その結果、東軍は勝利し、西軍総大将であった「毛利輝元」(もうりてるもと)は命を救われ、同家のお取り潰しは免れました。

もっとも、毛利家が有していた中国地方8ヵ国にも及ぶ領地は、周防国(すおうのくに:現在の山口県東部)と長門国(ながとのくに:現在の山口県西部)の2ヵ国へ減封されます。これに伴い、出雲国(いずものくに)の「月山富田城」(がっさんとだじょう:現在の島根県安来市)12万石の城主であった広家は、毛利家から周防国・岩国領3万石を拝領。同地の初代領主となりました。

その翌年、1601年(慶長6年)に広家は岩国に赴任し、岩国城の築城を開始します。1602年(慶長7年)には、標高約200mの横山(よこやま)の南麓に、「御土居」(おどい)と称する領主の居館が完成。ほぼ同じ時期に、横山を囲む錦川(にしきがわ)を天然の外堀に見立てて、同山の山頂において、合戦時の要害となる城郭の建築に着手。

そして、別名「横山城」とも呼ばれる岩国城は、1608年(慶長13年)に竣工しました。ところが岩国城は、完成したわずか7年後の1615年(慶長20年/元和元年)、江戸幕府が制定した「一国一城令」(いっこくいちじょうれい)により、廃城を余儀なくされたのです。

周防国には、岩国城しかなかったのにもかかわらず、破却せざるを得なかった背景には、毛利家が幕府に遠慮したとする説や、岩国領と同じく長州藩(ちょうしゅうはん:現在の山口県)を本藩とした長府藩(ちょうふはん:現在の山口県下関市)の城郭を破却することとなったため、同様にするようにと毛利家から命じられたとする説などがあります。

いずれにせよ、山上の要害は取り壊され、政務を行なう陣屋として残された御土居が、明治維新を迎えるまで吉川家13代に亘って存続したのです。

岩国3万石の領主となった吉川家でしたが、30万石を有する大名・毛利家の家臣だったため、将軍からみれば、陪臣(ばいしん:家臣の家臣)の扱いでした。そのため、1万石以上の石高を有していたものの、吉川家が大名として扱われることはなく、岩国領が長州藩の支藩として認められることもなかったのです。

岩国領が朝廷による認可を受け、「岩国藩」として立藩したのは、1868年(慶応4年/明治元年)。長い年月を経て「藩」となった岩国藩でしたが、1871年(明治4年)の廃藩置県により、藩としての短い歴史に幕を閉じました。

岩国城由縁の刀剣・甲冑

岩国城の復興天守は、4層(4つの屋根)であることから、外観上は4階建であるかのようにも思えますが、その内部構造は6階建です。

1層目は1階、2層目は2階に対応していますが、3層目は内部が3階と4階に分かれ、4層目も内部が5階と6階に分かれています。最大の特徴は、3層目の3階と4階、4層目の5階と6階において、それぞれ下階より上階が張り出している「唐造」(からづくり)。

「(桃山風)南蛮造」([ももやまふう]なんばんづくり)とも呼ばれる異国情緒漂うこの様式を採用していたのは、岩国城の他では「小倉城」(こくらじょう:現在の福岡県北九州市)と「高松城」(たかまつじょう:現在の香川県高松市)の2城のみとされ、これを最初に取り入れたと言われているのが岩国城です。

そんな岩国城には、天守内の1~3階に日本刀甲冑、武具などの展示室があります。甲冑で観られるのは、「八間星兜二枚胴具足」(はっけんほしかぶとにまいどうぐそく)の模造品。

そして日本刀は、「肥前国忠吉」(ひぜんのくにただよし)や「近江守久道」(おうみのかみひさみち)といった新刀を中心とした内容になっています。なかでも特筆すべきは、「陸奥守藤原包保」(むつのかみふじわらかねやす)が制作した「御太刀」(おんたち)。刃長が3尺(90cm)を超える「大太刀」(おおたち)であり、奉納用であったと考えられています。

岩国城写真一覧

 をクリックすると、拡大して写真がご覧頂けます。

岩国城 外観
山口県岩国市内に岩国城があります。
岩国城の展望台から見た景色です。
岩国城の展望台から見た景色です。
岩国城内には日本刀など様々な美術品が展示されています。
岩国城内には日本刀など様々な美術品が展…
岩国城へはロープウェイの利用が大変便利です。
岩国城へはロープウェイの利用が大変便利…
入口で岩国城への案内マップが確認できます。
入口で岩国城への案内マップが確認できま…
岩国城への歩道では石垣が見れるのもポイント。
岩国城への歩道では石垣が見れるのもポイ…
岩国城 旧天守台
岩国城の敷地内では旧天守台も観覧できま…
標高200mにある岩国城の案内看板です。
標高200mにある岩国城の案内看板です…
山口県岩国市内に岩国城があります。
岩国城の展望台から見た景色です。
岩国城内には日本刀など様々な美術品が展示…
岩国城へはロープウェイの利用が大変便利で…
入口で岩国城への案内マップが確認できます…
岩国城への歩道では石垣が見れるのもポイン…
岩国城の敷地内では旧天守台も観覧できます…
標高200mにある岩国城の案内看板です。

岩国城の
主な収蔵作品

岩国城の収蔵作品をご紹介します。
※展示内容は時期によって異なります。

刀 周防住盛俊 天保十二年丑正月日

※この写真は岩国城様からご提供頂いております。

  • 鑑定区分
    その他
  • 時代
    江戸時代
  • 制作国
    周防国
  • 刀工
    盛俊

八間星兜二枚胴具足(模造品)

※この写真は岩国城様からご提供頂いております。

岩国城の施設情報

岩国城の施設情報です。「この施設の詳細を見る」ボタンからより詳しい投稿情報をご確認頂けます。

所在地 〒741-0081
山口県岩国市横山3丁目
電話番号 0827-41-1477
交通アクセス 「川西駅」下車 徒歩26分

交通アクセス情報を見る

営業時間 9~16時45分
(最終入館は16時30まで)
休館日 月末日や冬季にロープウエイ点検のため運休があり、それに伴い岩国城も休館します。
駐車場 有り
入場料 大人 270円(200円)
子供 120円(90円)
大人料金は中学生以上の方の料金です。
()内は、15名以上の団体料金です。
公式サイト http://kankou.iwakuni-city.net/iwakunijyo.html

岩国城のアクセス

岩国城
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「岩国城」
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こちらのページでは、山口県岩国市にある「岩国城」についてご紹介しています。
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