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刀剣ファン必見!講道館に出掛けよう!

刀剣ファン必見!講道館に出掛けよう!

東京五輪に向けて、かなり白熱しているのが「柔道」(JUDO)。東京の日本武道館では、2019年(令和元年)8月25日~9月1日まで「2019世界柔道選手権」が行なわれ、女子52kg級「阿部詩」(あべうた)選手が大会連覇を達成するなど、日本人選手の活躍で盛り上がりを見せています。同期間にて、柔道の総本部である「講道館」では、柔道×芸術を楽しむ「IJFアートエキシビション」を開催。あの「上杉謙信」の名刀が展示されるなど、芸術の初秋を楽しむチャンスです。

IJFアートエキシビジョンとは?

IJFアートエキシビジョン

IJFアートエキシビジョン

「IJFアートエキシビジョン」とは、IJF(国際柔道連盟)の主催による、世界柔道選手権大会に付随するイベント。柔道×芸術を楽しむ、爽やかな展示会です。

2017年(平成29年)のブタベスト(ハンガリー)、2018年(平成30年)のバグー(アルゼバイジャン共和国)に続き、2019年(令和元年)は東京(日本)で開催されることになりました。イベント会場は、「講道館」です。

講道館とは、「柔道の父」と呼ばれる「嘉納治五郎」(かのうじごろう)氏が創設した柔道の総本山。

場所は、東京都文京区春日1丁目。「東京ドーム」にも近い地下鉄「後楽園」、「春日」、JR「水道橋」駅から歩いてすぐのところです。

世界中から選ばれた猛者が集まって練習ができる約500畳の大道場の他、資料室や図書館、宿泊施設なども完備。いわば、柔道人にとっての聖地です。柔道人でない限り、なかなか足を踏み入れることのできない講道館ですが、今なら誰でも、新館「講道館国際柔道センター」に入れるチャンス。

IJFアートエキシビジョンでは、元柔道でロサンゼルス五輪銅メダリストの「ニール・エッカースリー」(イギリス)や「レイモンド・プーレ」(フランス)、「イリーナ・クリステスク」、「オイゲン・ヴァシル」(共にルーマニア)の4名の海外アーティストによる日本の風景などを描いた40点の絵画の他、ハンガリーのテーブルウェアブランド「ヘレンド」の磁器アート、日本柔道連盟のオフィシャルパートナー「東建コーポレーション」からは、日本の伝統的な文化を紹介する日本刀(刀剣)や甲冑(鎧兜)の展示が行なわれています。

入場料無料で上杉謙信の日本刀が見られる!

IJFアートエキシビジョンの模様

IJFアートエキシビジョンの模様

東建コーポレーションによる日本刀(刀剣)の展示では、「上杉謙信」の愛刀を拝むことができます。それは「太刀 国宗」

上杉謙信と言えば、「越後の虎」(えちごのとら)と呼ばれ、越後国(現在の新潟県)を統一した、戦国最強の大名です。最強と呼ばれる理由は、100回に上る戦いで勝利が6割なこと。ここで重要なのは、あとの4割は負けではなく「引き分け」だということ。そうなのです。上杉謙信は、とにかく「負けない」武将だったのです。

本刀は、上杉家御手選三十五腰(上杉謙信の所蔵品から上杉景勝がリストアップした名刀)と言われているうちの1振。作刀した国宗は、のちの相州伝の実質的な創始者と呼ばれる「新藤五国光」の師です。丁子乱れ、丁子映りが見事で、反りの深い品格のある姿が見どころと言えます。

太刀 国宗

太刀 国宗

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入場料無料で本多忠勝の甲冑が見られる!

続いて、見逃さないで欲しいのが「本多忠勝」(ほんだただかつ)の甲冑(鎧兜)、「鉄錆地三十二間総覆輪兜 金小札緋絲威二枚胴具足」(てつさびじさんじゅうにけんそうふくりんかぶと きんこざねひいとおどしにまいどうぐそく)です。

鉄錆地三十二間総覆輪兜 金小札緋絲威二枚胴具足
鉄錆地三十二間総覆輪兜 金小札緋絲威二枚胴具足
本多忠勝と言えば、徳川家康の重臣。徳川四天王・徳川十六神将・徳川三傑に数えられ、人生で50数回の戦に出て、一度も傷ひとつ負わなかったという「勝ち武将」。

「家康に過ぎたるものが2つあり、唐の頭に本多平八」と歌われていたほどで、受験には出ないかもしれませんが、尊敬すべきスゴイ人物です。

本兜は、本多忠勝が好んだという金箔押しの「鹿角」(かづの)の脇立が見事。傷ひとつない、勇猛な本多忠勝の甲冑(鎧兜)の美しさに釘付けです。

上林恒平刀匠の日本刀もチェック!

上林恒平

上林恒平

IJFアートエキシビジョンでは、この他にも、大英博物館に日本刀(刀剣)代表として展示された「刀 銘 肥前国忠吉」(倶利伽羅)の1振や、「講道館記念行事 嘉納治五郎師範 没後80年式典・偲ぶ会」で献納された現代刀匠「上林恒平」(かんばやしつねひら)による日本刀(刀剣)3振を見ることができます。

その3振とは、大鋒/大切先(おおきっさき)でゆったりとした湾れ刃(のたれば)を焼いた「刀 銘 羽州長谷堂住上林恒平」(かたな めい うしゅうはせどうじゅうかんばやしつねひら)。

刀 銘 羽州長谷堂住上林恒平

刀 銘 羽州長谷堂住上林恒平

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優雅な湾れ刃(のたれば)で互の目乱れ(ぐのめみだれ)の刃文が格好良い「脇指 銘 羽州上林恒平」(わきざし めい うしゅうかんばやしつねひら)。

脇指 銘 羽州上林恒平

脇指 銘 羽州上林恒平

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刃文は直刃(すぐは)に小互の目(こぐのめ)、少し逆足(さかあし)が入った「短刀 銘 羽州上林恒平」(たんとう めい うしゅうかんばやしつねひら)。

短刀 銘 羽州上林恒平

短刀 銘 羽州上林恒平

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上林恒平氏は、1949年(昭和24年)生まれ。人間国宝の「宮入行平」刀匠に師事し、1979年(昭和54年)から1985年(昭和60年)まで「高松宮賞」を2回含む、特賞を7年連続で受賞するという偉業を成し遂げ、現代刀工の最高峰である「無鑑査」に選ばれた、こちらも負け知らずのスゴーイ人物です。

刀剣ファンなら一度は見てみたい名刀揃いですが、柔道ファンがはじめて見ても縁起が良い「勝ち」にこだわった芸術品がズラリ。講道館でぜひ、柔道×芸術を楽しみましょう。

【アクセス】
〒112-0003 東京都文京区春日1-16-30

  • 都営地下鉄 三田線/大江戸線 春日駅下車 徒歩1分
  • 東京メトロ 南北線、丸の内線 後楽園駅下車 徒歩3分
  • JR中央線・総武線 水道橋駅下車 徒歩8分
  • 嘉納治五郎師範 没後80年式典・偲ぶ会嘉納治五郎師範 没後80年式典・偲ぶ会
    「嘉納治五郎師範 没後80年式典・偲ぶ会」が行なわれ、東建コーポレーションから特別に制作された日本刀(刀剣)が公益財団法人 講道館へ献納されました。

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